カテゴリー : medium

The Economist (Feb. 15th, 2014): The parable of Argentina

The Economist (Feb. 15th, 2014): The parable of Argentina

Pickups / ピックアップ

100年前に経済的繁栄を見せていたアルゼンチンのお話しをよく耳にする中で、The Economistが特集記事(LeadersBriefing)を組んでくれました。ノーベル賞学者Simon Kuznetsによる「世界には四種類の国がある、新興国、発展途上国、日本そしてアルゼンチンである」との発言がその特集記事で触れられていますが、さて、その日本の今後は大丈夫でしょうか…?

表紙のMessiが”Mess”に見えるところが何とも…

 

The Economist (Feb. 8th, 2014): The worldwide wobble

The Economist (Feb. 8th, 2014): The worldwide wobble

Pickups / ピックアップ

  • Free exchange: “Massive open online forces”—The rise of online instruction will upend the economics of higher education
    今をときめくMOOCsについて。それにしても、日本では80年代から放送大学が存在している(そして著名な先生方が講義をなさっている)のにも関わらず、この文脈で語られることがほとんどない(少なくとも私には見つけられていない)のは何故だろう…?
  • Assortative mating: “Sex, brains and inequality”—How sexual equality increases the gap between rich and poor households
  • Sexual selection: “Hot wheels”—A new study suggests a link between cyclists’ looks and their performance
    外見や社会的ランクと配偶者探し(良い日本語表現が見つけられない…)との関係について。

 

The Economist (Feb. 1st, 2014): The triumph of Vladimir Putin

The Economist (Feb. 1st, 2014): The triumph of Vladimir Putin

Pickups / ピックアップ

  • Japanese politics: “The odd couple”—Rows are breaking out inside the governing coalition
    宗教団体に強い支持基盤を持つ公明党について。「連立解消もありうるのでは」と結んでいます。
  • Class in America: “Mobility, measured”—America is no less socially mobile than it was a generation ago
    米国における階層間の移動について。以前ほどAmerican Dreamsを実現できなくなっているようです。
  • Teaching mathematics: “Time for a ceasefire”—Technology and fresh ideas are replacing classroom drill—and helping pupils to learn
    算数・数学教育について。ちゃんと算術を学んでおくと、その背景にある論理(的思考)を他の課題にも適用させやすいようです。それにしても、国別グラフで日本が最近出てこないことが多いように思えてなりません…。
  • Obituary: Claudio Abbado, conductor, died on January 20th, aged 80

 

The Economist (Jan. 25th, 2014): Multinationals China loses its allure

The Economist (Jan. 25th, 2014): Multinationals China loses its allure

Pickups / ピックアップ

  • Multinationals: “China loses its allure”—Life is getting tougher for foreign companies. Those that want to stay will have to adjust
    中国で仕事をしようとする多国籍企業(というよりは、中国籍・中国発でない企業)の環境が厳しくなっていることについて。さて、これは貿易障壁との関連で今後どのように変遷していくものでしょうか。
  • Road safety: “Reinventing the wheel”—Roads bring growth to poor countries—and death. Making them safer need not cost much
    かつて日本において「交通戦争」と言われた自動車・道路での事故について。日本においては、あまりにも慣れっこになってしまったことに少々の恐怖を覚える鉄道の「人身事故」について、対策が急がれます。
  • California: “The recovery”—California has won breathing space under Jerry Brown. Now he should tackle taxes, debt and red tape
    世界のイノベーションの中心でありながら財政難に苦しんできたカリフォルニア州がBrown知事の下で息を吹き返していることについて。
  • Lexington: “What does the Fox say?”—Cable news is less to blame for polarised politics than people think
    副題にもあるように、左右に立ち位置を持つTVメディアが世論をに左右に二分しているわけではない、との記事。TV見てなければ関係ありませんものね。
  • Internet firms and taxes: Patch-up job—Taxmen are doing whatever they can to squeeze more from online businesses
    税収を巡る多国籍企業と国家のせめぎ合いについて
  • Obituary of Hiroo Onoda: “Last man fighting”—Hiroo Onoda, soldier of the Japanese imperial army, died on January 16th, aged 91
    小野田寛郎さんについて。情報将校として、現在の日本をどのようにご覧になっていたものでしょうか。

 

The Economist (Jan. 18th, 2014): Coming to an office near you

The Economist (Jan. 18th, 2014): Coming to an office near you

Pickups / ピックアップ

  • Technology and jobs: “Coming to an office near you”—The effect of today’s technology on tomorrow’s jobs will be immense—and no country is ready for it
  • The future of jobs: “The onrushing wave”—Previous technological innovation has always delivered more long-run employment, not less. But things can change
    科学技術の進展が職を奪っていることについて。かつてであれば新しい職を生み出していたものが、最近では(特にベンチャー企業で見られるように)経済的な影響力は強くても、雇用は少なくて済んでしまう事例が多いようです。さて、そのような中で、私達自身はどのように振る舞い(消費活動の…で)、自ら何を学び、そして若い世代に何を身につけてもらうべきでしょうか?
  • Special report on Tech startups: “A Cambrian moment”—Cheap and ubiquitous building blocks for digital products and services have caused an explosion in startups. Ludwig Siegele weighs its significance
    技術系ベンチャー企業についての特集記事。特にアクセラレータの存在は大きいように思います(Accelerators: “Getting up to speed”—The biggest professional-training system you have never heard of)。APACで中国、韓国、オーストラリアは挙げられているのに、日本には存在しないのかい…
  • Google: “The new GE: Google, everywhere”—With a string of deals the internet giant has positioned itself to become a big inventor, and reinventor, of hardware
    Googleがハードウェア側にも手を広げつつあることについて。
  • Business education: “Build it and they may come”—Management schools are on a building spree. That is a risk for some
    ビジネススクールが建物を新しくつくっていることについて、「無駄遣いじゃない?!」という記事。ビジネススクールがそこかしこにでき、MOOCsでも学ぶことができるようになってきている中で、競争はどんどん激しくなっていくことでしょう。私が気になっているのは、「だから行かなくていいよね」ということではなく、マネジメントは「身につけていて当然」の素養と見なされていくのではないか、という点です。日本(の教育機関)はどうする?

 

The Economist (Jan. 11th, 2014): The $9 trillion sale

The Economist (Jan. 25th, 2014): Multinationals China loses its allure

Pickups / ピックアップ

  • Privatisation: “The $9 trillion sale”—Governments should launch a new wave of privatisations, this time centred on property
  • State-owned assets: “Setting out the store”—Advanced countries have been slow to sell or make better use of their assets. They are missing a big opportunity
  • Privatisation in Greece: “Hellishly Hellenic”—The problems and promise of state holdings
    効率化のためにも、国は「民間払い下げ」をすべき、との記事。まだそうしたものを持っている間は良い訳ですが、手持ちを全て売り払ってしまった後に現在同様国家が負債を背負ってしまったときにはどうすべきでしょうか…?今の日本の財政運営だと、こういう自体に陥りかねないのが怖い。
  • France’s economic woes: “Can François do a Gerhard?”—The president is talking reform. It is in his interest, and his country’s, that he should carry it out
    かつてのGerhard Schröderを見習って、フランスも経済立て直しの一手を打つことができるかどうか。そのようなことを言っている間に、右派(極右)の台頭も気になるところです(そして日本でも)。
  • Drug legalisation: “Of bongs and bureaucrats”—How to tax and regulate marijuana
  • Marijuana legalisation: “High time”—Colorado embarks on an unprecedented experiment
    どんどん進展しつつあるマリファナ合法化の流れについて
  • Jewishness: “Who is a Jew?”—Competing answers to an increasingly pressing question
    「ユダヤ人とは?」についてのお話し。最近イスラエルの方々との接点があるため、目に留まりました。
  • Biomedical research budgets: “The party’s over”—But if you want to go to the after-party, it’s in Asia
    バイオメディカル領域の研究が、徐々に東、すなわちアジアの持つ比重が上がりつつあることについて。日本もそれなりに頑張っている(と見なされている)ようです。
  • Academic publishing: “No peeking…”—A publishing giant goes after the authors of its journals’ papers
    インターネットの普及による論文のオープン掲載化と、これまでの論文誌(を発行している出版社)との関係について。出版社は論文の分析(インパクトファクターなど)に力を注いでいるように思えますが、これもオープンに分析できるようになってしまうかも知れません。

 

The Economist (Jan. 4th, 2014): Europe’s Tea Parties

The Economist (Jan. 4th, 2014): Europe’s Tea Parties

Pickups / ピックアップ

とりあえず目についたものを。

  • Schumpeter: Bringing home the bacon—Tiny Denmark is an agricultural superpower
    デンマークが畜産業で非常に成功していることについて。他の北欧国は漁業でも成功しているという話しも目にします。さて、日本はどうする?
  • Acoustic sensing: The ear underground—How fibre-optic cables can work like microphones
    光ファイバが音のセンサにも使えるとのお話し。
  • Academic research: The useful science?—Economics is highly parochial
    経済学研究の多くが米国経済を対象としていることについて。欧州・中央アジア対象がその半分、APACがさらにその半分、と綺麗に減衰している図面が興味深い(が、何でそのグループ分けとしているのかは…?その次にカナダが来ていますし)。

201401日本語ビジネス誌

Pickups / ピックアップ

現代ビジネス

 

東洋経済ONLINE

 

日経BP

選択 2014年1月号

選択 2014年 1月号のページ

Pick-ups / ピックアップ

今回はほぼ全ての記事を載せているため、正しくは「ピックアップ」ではありませんが。

201312NHK報道等1223

Pickups / ピックアップ

NHKラジオあさいちばん12月27日
  • 森永卓郎さんが、「インフレに備えよ」とのメッセージ。土地の値段も上がりつつあり、経済的に成功した人とそうでない人との間での資産格差がさらに拡大する事になるのでは、という内容(うろ覚え)。
  • 1960年、池田勇人内閣が所得倍増計画を閣議決定。
NHKラジオあさいちばん12月26日
  • 遠藤功さんが、「見えないところも綺麗にする会社」としてサンドビック日本工場を紹介。この5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)によって日本工場閉鎖を撤回させ、また見えないところにも展開していくというお話しは、書籍などでも触れられている(藤井裕幸さん著「究める力」)。なかなかアンテナを張ることができていない話題に触れてくれるという点では、竹原信夫さんの「日本一明るい経済新聞」も要注目(専らNHKラジオ第一で耳にするばかりですが)。
  • 1898年、キュリー夫妻によってラジウム発見の報告がなされた
  • 1956年、シベリア最後の引き揚げ船が日本に帰港
NHKラジオあさいちばん12月25日
  • 1968年、アポロ 8号が人類初の有人月周回ミッションを行なった。