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選択 2013年11月号のページ

Pick-ups / ピックアップ

• 米政治を牛耳る「薬と保険業界」—ＴＰＰでも日本を狙う「最強ロビー」
  だから大学知財の収入も米国では多い、ということか？
• 欧州極右政党が危険な「合従連衡」へ—ＥＵ結束を妨害する「攪乱要因」に
• イタリアで名門企業「叩き売り」に—経済破綻国家を襲う「火事場泥棒」
  国家の経済状況と、その国内の企業との関係について
• [情報カプセル] スイスでの企業トップ報酬抑制に関する国民投票 / 中国国内で科学研究費不正蔓延 / 韓国・李明博大統領（当時）の竹島上陸「なぜ上陸したか今になるとわからない」
• [Book Review Globe] Edward N. Luttwak, “The Rise of China vs. the Logic of Strategy” — 「戦略の論理」を以て中国を制す
• 絶好調の「新興資源国」モンゴル—中国を苛立たせる「内陸のカタール」
• まるで文革時代再来の中国—毛沢東を模倣する習近平
• 「空回り」する公明・山口那津男—安倍の「ブレーキ役」には程遠く
• 誰も止められぬ「安倍独走」—派閥復活が必要か
  「政治劣化を招いた小選挙区制」との評価
• [政界スキャン] 安倍が怯える小泉「親子の乱」
  小泉氏の反原発の主張と安倍氏の汚染水コントロールがどう絡むか
• [罪深きはこの官僚] 布村幸彦（文部科学省高等教育局長）—奨学金改革を遅滞させる責任者
• 米国が揺さぶる国際原油市場—シェールオイル輸出で価格体系激変
• [情報カプセル] 二次電池事業売却を急ぐソニー—売却先は台湾、米国勢が有力
• [情報カプセル] 大洪水で移転した東芝タイ工場—思わぬ台風直撃で再び被災の危機
• 東電がひた隠す福島第一「地震損傷説」—柏崎刈羽再稼働に重大な「疑義」あり
  地震時の細管破断の疑いについて
• サムスンの「計略」に嵌るソニー—新興国戦略に重大な「誤算」
  インドでの諸々の動きについて
• 「先進技術」に背を向けるトヨタ—自動運転車「違法試走」事件の深層
  ITS世界会議東京2013でのトヨタの公道デモンストレーションについて
• [日本の科学アラカルト] 将来の確実な実現に向けて進歩する太陽光発電技術研究
  名大・伊丹健一郎教授、阪大・鈴木雅也准教授、理研・尾坂格氏＆瀧宮和男氏＆小金澤智之氏、青学・阿部二朗教授
• 精神の下僕としてでない身体—続・不養生のすすめ（連載35、柴田 博）
  「笑いヨガ」、精神と身体の関係について
• [不運の名選手たち]阿久沢毅 高校野球選手—プロ入りを拒んだ「最強打者」（連載47、中村 計）
  「（心底野球好き）だから、プロ野球選手にならなかったのだ。」力量があっても冷静な判断からプロに進まない人がいるという事例。その点では「『不運の』名選手」からは外れているように思われるが。
• [情報カプセル] 悲鳴を上げる特捜部—徳州会事件で限界を露呈か
• [情報カプセル] 進学校事情に変化の兆し—灘高独り勝ちとなる西日本
• [情報カプセル] 警察による「盗聴」が拡大する—「通信傍受法」の改悪を画策
• [情報カプセル] 文春撤去騒動で浮き彫りになる雑誌業界の「タブー」
  人の流れを押さえる鉄道・コンビニ＆大手小売りが、書籍・雑誌の掲載内容に及ぼす影響（検閲？）について
• 「新型うつ病」に騙されるな—企業に巣喰う「不良資産」
• 「北の王者」ヒグマに異変—肉食化で冬眠しなくなった
  ベジタリアンの肉食化（エゾシカの急増に由来）
• 見直される日本酒の魅力—秋の夜長を彩る奥深い味覚の世界
  「入門者に「純米酒」を手がかりにすることを強く勧める」に同意
• 復活遂げた悪名高き「スーパー堤防」—無駄な公共事業が総額10兆円も
• [日本のサンクチュアリ] 公安警察—この国の「諜報世界」を歪める者
  日本のインテリジェンスは大丈夫でしょうか？「ダメダメ」という話しは多いわけですが（The Economistの2013.10の記事、堀栄三氏のお話しなど）。

開催状況

• 日時：2013年 11月 8日15:45~
• 参加： 4人（1人欠席連絡あり） + 安藤先生

講義内容

• 宿題の回答の共有
• 前回講義の振り返り
• 相手の議論を分析する—「深い分析」を目指して（再）
• スピーチの仕方
  • スピーチの基本
  • 反論の際のスピーチの仕方
  • スピーチ全体の構成
• 試合（第３回目）

宿題

1. 今日の講義で自分が学んだ（と感じた）ことを、自分なりに項目分けをしてまとめて下さい。
2. 講義内で筧の紹介・説明した内容で、直観的ではなかったところ、またわかりづらかったところを教えて下さい。
3. 他の受講生の第６回宿題の回答内容、また安藤先生および筧の講義について、配布様式を基に評価して下さい。
4. 本日の試合について
   • 試合に出た人：試合に出ることで気がついた、自らおよび論戦相手の（議論の）「良かった点」「改善すべき点」を挙げてみましょう。
   • 試合を見た人：本日行なわれた試合の勝敗とその判断理由をまとめて下さい（できればすぐに… でないと忘れてしまいます）。加えて、試合を見て気づいた事についてコメントして下さい。
5. 次の論題について（第９回以降を予定）
   論題２「安楽死合法化」、論題３「外国人単純労働者受け入れ」のどちらで試合をしたいか、希望と理由とを述べて下さい。
6. 配布資料について（ちょっと視点を変えて… 「シューカツ・就職活動2010 採用を聞く[1] 広瀬道貞・民放連会長」、朝日新聞東京版2010年 5月 3日朝刊12面・教育、第13版）
   • 皆さんからの質問（反対尋問）に対して、あなたが広瀬さんだとしたらどのように回答しますか
   • それを通じて見えてくる、質問をしている側（＝学生、大学関係者など）が抱える「弱み」にはどのようなものがあるものでしょうか。

締切：11月12日（火）23:59までに筧宛にメール送信下さい

Pick-ups / ピックアップ

• Pay and economic growth: “A shrinking slice”—Labour’s share of national income has fallen. The right remedy is to help workers, not punish firms
• Workers’ share of national income: “Labour pains”—All around the world, labour is losing out to capital
  労働コスト、勤労者の収入が圧迫されていることについて
• Swedish education: “Fixing Sweden’s schools”—Swedish pupils have fallen behind their international peers
  スウェーデンでの教育状況について
• Race relations in the Netherlands: “Is Zwarte Piet racism?”—A debate on a holiday tradition exposes racial attitudes
  オランダにおける「ちびくろさんぼ」のようなお話し？
• Immigration: “A fresh headcount”—Why a new wave of migrant workers could help sustain Britain’s recovery
  イギリスでの移民がもたらす影響について
• Linguistics: “Argot bargy”—Why urban teenagers speak the way they do
  Multicultural London English (MLE)について
• Spies and politics: “Cloaks off”—Foreign alarm about American spying is mounting. But the sound and fury do not always match up
  国家間でのスパイ活動について
• Conjugal visits: “No laughing matter”—Prisons increasingly allow conjugal visits. But not in Britain and America
  受刑者親族の刑務所訪問について
• Business regulation: “Reform school”—The big emerging markets are still much in need of reforms
  国ごと、特に新興国でのビジネス環境について
• Schumpeter: “The butterfly effect”—Charities are irritating but often help companies do the right thing
  NGOや慈善団体が持つ（経済的？）価値について
• Banking and organised crime in Japan: “Of loans and sharks”—A Japanese bank wrestles with lending to gangsters
  日本の銀行による不正融資について（この英国誌がどう見ているか）
• The economics of sexual inequality: “When education dries up”—New research hints at a better method to ensure girls in Africa stay in school
  学校給食プログラムの次の案？
• Free exchange: “No need to dig”—Many of Africa’s fastest-growing economies have not relied on oil or mining
  実は鉱物資源に頼っていないアフリカ
• Animal behaviour: “Wag the dog”—Canines have lateralised brains—just like people
  犬も左右を区別する
• Evolution: “Butterfly ball”—How species separate is still mysterious. Lepidoptera make things clearer
  進化について
• Business, politics and war: “Why a strategy is not a plan”—Strategies too often fail because more is expected of them than they can deliver
  戦略に関する書籍紹介
• Dale Carnegie: “How to succeed”—Folksy tips from the father of self-help in America
  セルフヘルプ本の始祖に関する書籍紹介
• Economic and financial indicators: “Household debt in Asia”
  アジアでの家計の負債について

開催状況

• 日時：2013年 11月 1日15:45~
• 参加： 4人（1人欠席連絡あり） + 安藤先生

講義内容

• ［余興］動画の閲覧—映画”Resolved”のtrailer
• 宿題の回答の共有
• 前回講義の振り返り
• 相手の議論を分析する—「深い分析」を目指して
  • 主張の内容を検証する—現状分析／重要さ／政策後分析として十分か
  • 主張を支える根拠・証拠を検証する—主張と根拠に乖離はないか
  • 主張が述べる状況を具体化・場合分けしてみる—個別具体的に取り上げるとどう見えるか
  • 主張の前提・背景を具体化（顕在化）・場合分けしてみる
  • 主張や根拠同士の相互関係を洗い出す—現状分析と政策後分析、また自らの論点との間に齟齬はないか
  • 最終的な議論の帰結がどうなるかを検討する
• 「深い分析」「よりふさわしい理由付け」で相手を上回る
• 試合（第２回目）

宿題

1. 今日の講義で自分が学んだ（と感じた）ことを、自分なりに項目分けをしてまとめて下さい。
2. 講義内で筧の紹介・説明した内容で、直観的ではなかったところ、またわかりづらかったところを教えて下さい。
3. 他の受講生の第５回宿題の回答内容、また安藤先生および筧の講義について、配布様式を基に評価して下さい。
4. 本日の試合について
   • 試合に出た人：試合に出ることで気がついた、自らおよび論戦相手の（議論の）「良かった点」「改善すべき点」を挙げてみましょう。
   • 試合を見た人：本日行なわれた試合の勝敗とその判断理由をまとめて下さい（できればすぐに… でないと忘れてしまいます）。加えて、試合を見て気づいた事についてコメントして下さい。
5. 次回以降の講義（＝試合）に向けて
   積極的に情報を参照した上で、論題１での自分用の立論、反駁（反論）を準備して下さい。これまで共有した、他の人の議論を参考にしてもokです。
6. 配布資料について（ちょっと視点を変えて… 「シューカツ・就職活動2010 採用を聞く[1] 広瀬道貞・民放連会長」、朝日新聞東京版2010年 5月 3日朝刊12面・教育、第13版）
   • 読んでみての印象をまとめて下さい。
   • これを「立論」だとしたとき、どのような反対尋問をしようと思いますか。まとめてみて下さい。

締切：11月 5日（火）23:59までに筧宛にメール送信下さい

Issue October 2013 (No. 1310), Le Monde Diplomatique English Edition

Pick-ups / ピックアップ

• “Capitalism 101”—Those who escape North Korea for the South by long and arduous journeys must spend three months being re-educated in a discreet training centre. Their lives may thereafter improve, but only marginally.
  脱北者に対して韓国がどのような対策をとっているか。ちなみに”101″というのは、大学において専門分野への導入講義・コースに割り当てられる「講義番号」のようで（例えば”Aeronautics 101″とか）、イメージでいえば”xxx for dummies”のようなものでしょうか。