選択 2013年12月号
- 2013 12/17
- カテゴリー : biblio-bookmarks . critical thinking and argumentation . curiosity . intelligence . 選択
- 投稿者 : KAKEHI Kazuhiko
選択 2013年12月号のページ
Pick-ups / ピックアップ
- 日本こそ「外国人差別大国」—水島真美(セインズベリー日本藝術研究所総括役所長)
日本に潜在的に存在する(そして意識がなかなか回らない)差別について。ただ、この文章が私個人としてはなかなか説得力があるものに読めないのはなぜだろう…? - 同盟国を裏切る米国:国際秩序は崩壊の瀬戸際に
メルケル首相の動きに興味 - 《世界のキーパーソン》 マイケル・カッセン:アメリカ・イスラエル公共問題委員会会長—米議会でイラン核合意「潰し」を狙う
イスラエルと米国との関係について - 「税逃れ天国」アメリカの深刻:超大国を弱らせる「無責任資本主義」
企業の税逃れについて。さて、NSAの問題の顕在化を受けてGoogleなど技術系企業がアンチNSAの運動を起こそうとしているという記事(”Tech giants team up in anti-snooping effort” by Jon Swartz, USA TODAY 11:52 a.m. EST December 10, 2013)を思い出し、「国家」「企業」がどういう関係になっていくのか、そして市民はどちらに与することを選択するのか、今後の行方に興味津々です。 - 欧州で「デフレ」が始まる:「ユーロの悲劇」に凍える世界経済
日本の二の舞?日本の知見、経験は活かされるのでしょうか? - [情報カプセル] ドイツ高官はiPhoneを使えなくなりそうであること—盗聴対策の暗号化ソフトが対応していないため / 希少な中国「独立系メディア」が買収:報道統制の一環か—財新網・新世紀 / 中国上場企業の負債が危険水域に / 中国がグリーンランド資源開発に本格的に乗り出し
- イランは必ず「核」を持つ:「交渉合意」が中東騒乱を招く
欧米には損な取引との評価 - 「忘れられた」中国の役割:Book Reviewing Globe(連載355)
日本の侵攻に中国が犠牲やコストについて解いた書籍についての書評。中国の近代化が日本の侵略によって不可能となったことがその事例として挙げられている。「中国当局の宣伝戦には追い風」とあるが、「国民党、共産党を問わぬ多元主義への歩み」が失われたことについても触れられているのだとすると、中国共産党からすれば少々御しづらいのでは。 - 「メード・イン・コリア」の落日:韓国製造業「総崩れ」の様相
ヒュンダイのSUVサンタフェの雨漏りは、労使問題が背景にあると述べられている - 「科学技術大国化」を急ぐ中国:海外帰国組の「情報盗用」が寄与
海亀政策(「サケ・マス効果」?!)は、日本も見習いたいところです。 - 《土着権力の研究》 穂積照雄 同仁会理事長(群馬県):県内老人ビジネスを牛耳る「親玉」
特養ホームが票田となりうることには思いが至らず。 - [情報カプセル] 菅氏への警戒感から次期官房長官に意欲の下村文科相 / 保守分裂状態の名護市長選を巡り「指揮官」石破幹事長に広がる幻滅 / 固まった日本版NSC事務局人事 外務省主導が鮮明に
- 「ケネディ」でも埋まらぬ日米の溝:根太から「朽ち始めた」同盟関係
- 安倍自民に「地方の反旗」:首長選挙「連敗」が示す地殻変動
最近の首長選挙での連敗が何を表しているのか。加えて徳洲会関係がどのように影響していくのか。 - 維新と距離置き始めた関西財界:西風(連載391)
今後の維新はどうなるか - 政権に亀裂生む「軽減税率」問題:《政界スキャン》
基準を作ること、またその基準をちゃんと運用していくのは至難と思われるため、軽減税率を検討するのはやめた方が良いと思います。 - NHK「私物化」を企む菅官房長官:着々と進む公共放送「掌握」
NHKがどう変わっていく(変えられていってしまう)か、その報道内容の変遷に注目していくべきでしょう。 - 私の『選択』(読者投稿欄)
中部大学教授の成田吉徳さんによる批判的投書が掲載されていました。批判をちゃんと取り上げるのは良いことです。これにどう応えていくのかが次のステップ。 - 「イエレン・バブル」に沸くNY市場:緩和「長期化」で投機筋が強気に
黒田さんをあわせて「アベクロノミクス」の行方は - 原油「暴落」の日は遠くない:サウジの「大増産」に怯える市場
サウジアラビア、シェールガス・シェールオイル、および米国の中東政策の兼ね合いについて。「孫子の大まで世界に石油を売り続けるためには原油価格が上がりすぎてはいけない」という伝統的な考え方が、サウジアラビアにはあるらしい… - 《クローズアップ》三木谷浩史(楽天会長兼社長):政商になりそびれた「お子ちゃま」経営
三木谷氏に対する選択の見方 - ソフトバンクの危うい「株価膨張」:「時価総額増大経営」に急旋回
中国の「アリババ集団」の株式の1/3を所有しているとのこと。スプリント買収も行なった中で、どうなっていくことか。 - 「笑い物」JR東のタイ進出話:受注相手は悪名高き「前科持ち」
文化も商慣行も当然異なる中、商売は商売として「したたかさ」が必要、ということでしょうか。 - JXの韓国事業が「反日」で窮地:事業売却の憂き目に遭う公算大
同上(同情?) - [情報カプセル] トヨタ社内で急浮上する富士重、いすゞ「完全子会社化計画」 / 批判を恐れ経産省がひた隠す太陽光発電業者の「不正実態調査」 / アップル向け受注の喪失で危機に立つシャープ半導体事業 / アップルがディスプレー製造参入か 日本メーカーは戦々恐々 / 孫氏、三木谷氏らの「節税対策」に翻弄される株式市場
- ≪企業研究≫日産自動車:ルノーの「奴隷」永遠に
毀誉褒貶の多いゴーン氏 - トヨタ「燃料電池車発表」の真意:「EV潰し」のための当て馬
- 税金徴収に食らい付く「悪徳金融」:規制緩和に乗じた新たな「利権」
育英会での回収が問題として取り上げられたこともあったように(「奨学金「取り立て」ビジネスの残酷」、選択2012年 4月号)、回収・徴収に関してどうしてもいろいろと課題が生じてしまうようです。 - 変貌する天皇喪儀:皇室の風(連載64) 岩井克己
右傾化の印象を最近受ける中で、明治期に制定された喪儀令が変わろうとしていることについて。どういうバランスをもたらすことになるのでしょうか? そういえば、右傾化とはいいつつも、「皇室中心」という印象を受けていないのはなかなか興味深いところかも。 - 究極の量子コンピューターに 向けた素粒子研究の前進:日本の科学アラカルト(連載40)
東大・古澤明教授、京大・野田進教授、北大・竹内繁樹教授。 - 日本人と血圧:続・不養生のすすめ(連載36) 柴田 博
1965年をピークに、日本人の年齢調整平均血圧(20歳以上男女)の血圧は基本的に下がり続けているとのこと。 - ハンナ・アーレントの義:本に遇う(連載168) 河谷史夫
「孤立を恐れず、言うべきことを言う。言わねばならないことを言う。それが思想家として、アーレントの義であった。」と結んでいる。 - 国内五階級制覇という生き方:プロボクサー 湯場忠志—不運の名選手たち(連載48) 中村 計
外車をタイトル戦ごとに乗り換えた時期があることについて、「ボクサーは夢を与えないといけない、みたいに思い込んでいた」とのコメント。「外車は故障も多いし。やっぱり日本車がいちばんですよ」というのには笑った。減量が強いられた時期と比べて適正ウエイトで戦う現在はストレスはほとんどなく、栄養を考えた食事をした翌日「朝起きたとき、やる気が湧き出てくることがある。あの研ぎ澄まされていく感覚はボクシングじゃないと味わえないでしょうね」というコメントが、少々羨ましい。 - [情報カプセル] 武器輸出三原則見直しに戸惑う自衛隊と防衛産業 / 消え行く子宮頸がん予防ワクチン 出荷量がピークの1%に低下 / ゴルフ業界縮小が加速 男女ツアーにも深刻な影響か / 「猪瀬問題」が国交省に追い風 羽田—成田直結線が進展へ / 外務省の「中国エース」が極秘帰国 汚職捜査の手が及んだか / フィリピン台風での邦人行方不明者 実際には倍以上の「闇在留」
- 拡大し続けるネオニコ系農薬汚染:世界も呆れる「基準値緩和」の暴挙
ミツバチへの被害 - ワイン界の女帝「ルロワ」の実像:「生きる伝説」が醸す至高の葡萄酒
ブルゴーニュワインの地位を引き上げた三人のうちの一人とのこと。他はアンリ・ジャイエ、オベール・ド・ヴィレーヌ。 - クラシック音楽の「別天地」東京:名門楽団「来日ラッシュ」が叶う街
チョン・ミュンフン&フランス国立放送フィルでもソウル公演チケットが捌けなかったらしい、という情報に少々驚愕。東京ではチケット完売となるというのは、成熟したファンが多いということ…だと良いのですが(七割は正しいと思うが、全てではないような気がする)。 - 「猪瀬失脚」で笑うのは誰か:敵しかいない「不徳の知事」
猪瀬知事は、都庁内でも人気がないようです。 - ≪日本のサンクチュアリ≫中国大使館:母国情報機関の一大集結地
優秀な人は欧米に行くのが通常の中で、「優秀過ぎる」ひとが日本に来ているようだと諜報と疑った方が良い、という指摘には驚いた。
投稿 by 三万人のための情報誌 『選択』.