カテゴリー : 2013年 12月15日

第11回(2013秋・慶應)

開催状況

  • 日時:2013年 12月13日15:45~
  • 参加: 5人(安藤先生は所用でご欠席)

講義内容

  • 宿題の回答の共有
  • 前回講義の振り返り
  • 論証について(再)
    • 形式論理(Formal logic)の簡単な説明—演繹・帰納・アブダクション、裏・逆・対偶
    • 非形式論理(Informal logic)
  • 誤謬について(再)
  • 試合(第6回目)

宿題

  1. 今日の講義で自分が学んだ(と感じた)ことを、自分なりに項目分けをしてまとめて下さい。
  2. 講義内で筧の紹介・説明した内容で、直観的ではなかったところ、またわかりづらかったところを教えて下さい。
  3. 他の受講生の第10回宿題回答及び講義内での発言等について、また安藤先生および筧の講義について、配布様式を基に評価して下さい。
  4. 本日の試合について
    • 試合に出た人:試合に出ることで気がついた、自らおよび論戦相手の(議論の)「良かった点」「改善すべき点」を挙げてみましょう。特に、チームで試合をすることで気付いた事柄も書いて下さい。
    • 試合を見た人:本日行なわれた試合の勝敗とその判断理由をまとめて下さい(できればすぐに… でないと忘れてしまいます)。加えて、試合を見て気づいた事についてコメントして下さい。
  5. 「安楽死合法化」の論題について
    1. チームメンバー同士で連絡をとり、以下を決めて下さい
      – スピーチ担当
      – 使用するメリット/デメリット
    2. メリット/デメリット、それへの反論について、証拠調べを深めて議論を構築して下さい。その際、すぐ手に取って読めるよう、使いやすい形にまとめるよう心がけてみて下さい。

締切:12月 17日(火)23:59までに筧宛にメール送信下さい

Le Monde Diplomatique (November 2013)

Issue November 2013 (No. 1311), Le Monde Diplomatique English Edition

Pick-ups / ピックアップ

  • ‘A smile is the logo: we’re not smiling’: “Amazon — the future of retail?”—Amazon’s warehouses are run like colonial enterprises — the staff are treated with contempt, paid badly, disciplined brutally, and set in competition against each other, often as temporary workers or on short-term contracts. (by Jean-Baptiste Malet)
    最近記事を目にするようになった、amazon.deでの労使問題について。ちなみに、日本のamazon.co.jpでも変な紙が挟まっていた、というお話しが出たことがありますが労使に関わる内容ではないようで、日本での勤務状況には問題はない(あったとしてもそれが外には現れてこない)、ということでしょうか。そういえば、amazonでの物流方法はトヨタの生産方式に良く似ているとの話しもあることから、欧州(ドイツ)では問題になっても日本では問題にならないということなのかも… さて、VWではどうやって生産性を高めているのでしょう? また、労使問題がうるさくなると企業は別の州や国に拠点を動かしてしまいそうな中で(Boeingもそうなるのかも…)、私達はどうこの問題に向き合うべきでしょうか。
  • Le Monde diplomatique appeal: “Not made by robots” (by Serge Halimi)
    ニュース記事のウェブ上での掲載が通常のことになり、またWashington Postの買収を背景にしてのことか、LMDとしてのアピール記事が掲載されていました。昨年には、新興企業Narrative Scienceに代表されるような「ロボット記者」の話題も出てきましたよね(面白いことにというべきか、想像の通りというべきか、日本の主要メディアでは取り扱われておらず、見つけられたのはJ-Castニュースの記事くらい)。そういえば数年前、IBM創業100周年を受けてThe Economistが掲載した記事(IBM’s centenary: “The test of time”—Which of today’s technology giants might still be standing tall a century after their founding? / Jun 9th 2011)のことを、そしてこの記事を読んで「The Economistは多分生き残り続ける自信があるのでは」、と感じたことを思い出しました。さて、LMDはどうでしょうか…?